行政書士試験の合格率と難易度の推移を解説
「行政書士試験は難しい」とよく言われますが、合格率の数字だけを見て過度に身構える必要はありません。合格基準を満たせば全員が合格できる絶対評価の試験だからです。このページでは合格率の推移を年度別に確認し、難易度を正しく捉えるための視点を解説します。
合格率の推移(年度別)
近年の行政書士試験の合格率は、おおむね10〜15%の範囲で推移しています。受験者数は年々増加傾向にあり、令和7年度は過去10年で最多の受験者数となりました。
- 令和元年度:合格率 11.48%
- 令和2年度:合格率 10.72%
- 令和3年度:合格率 11.18%
- 令和4年度:合格率 12.13%
- 令和5年度:合格率 13.98%
- 令和6年度:受験者47,785人/合格者6,165人/合格率 12.90%
- 令和7年度:受験者50,163人/合格者7,292人/合格率 14.54%
合格率が低く見える理由
合格率が10%台にとどまる背景には、いくつかの要因があります。
- 受験資格がないため、準備不足のまま受験する層が一定数いる
- 申込者のうち1割以上が当日欠席する
- 記述式や民法・行政法など、理解が問われる出題が多い
つまり、しっかり対策した受験者だけで見れば、体感的な合格率はもっと高くなります。
難易度を正しく捉える
絶対評価だから戦いやすい
行政書士試験は定員制ではなく、180点(基準点)を取れば全員合格できる絶対評価です。他の受験者との競争ではなく、自分が基準点を超えられるかどうかが勝負になります。
必要な学習時間の目安
合格に必要な学習時間は600〜1,000時間程度とされます。1日2時間の学習なら、約1年が一つの目安です。法律初学者でも、行政法と民法を軸に過去問を繰り返せば十分に合格圏へ到達できます。
合格に近づく考え方
合格率の数字に一喜一憂するより、「3つの合格基準を満たす」という具体的な目標に集中することが大切です。配点の大きい行政法・民法で確実に得点し、基礎知識で足切りを回避する。この王道を守れば、合格は十分に現実的です。